睡眠の質を上げるナイトルーティン
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目次
・「睡眠の質」とは何か
・ 睡眠の質を左右する生活習慣と、スキンケアの役割
・ナイトルーティンの組み立て方(就寝2時間前〜就寝前)
・デスクワークの肩・首こりに、ボディオイル・バームでできるセルフケア
・香り・成分の選び方と、避けたい成分リスト
・ナイトルーティンを整えるメリット
・よくある質問と誤解
・自分に合ったナイトルーティンの選び方
・まとめ
はじめに
「しっかり寝たはずなのに、朝から疲れている」「布団に入っても頭が冴えてしまう」「デスクワークで肩や首がガチガチ」――忙しく働く毎日の中で、睡眠の悩みを抱えている方は少なくありません。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、睡眠時間の確保に加えて、眠って休養がとれている感覚(睡眠休養感)を高めることが大切だとされています。そしてそのためには、食事・運動・寝室環境といった生活習慣の見直しがポイントになるとされています。
この記事では、スキンケアやボディケアを「夜の整える時間」として取り入れ、睡眠の質を高める環境づくりにつなげるためのナイトルーティンを解説します。
なお、化粧品やボディケア用品は、睡眠の不調を治療したり、睡眠そのものを改善したりするものではありません。あくまで「リラックスして眠りにつく準備」を助ける習慣として、無理のない範囲で取り入れてください。
「睡眠の質」とは何か
睡眠の「量」と「質」
睡眠ガイドでは、成人は6時間以上を目安に、必要な睡眠時間を確保することが推奨されています。ただし、適正な睡眠時間には個人差があり、日中の眠気や、睡眠で休養がとれている感覚に応じて、自分に必要な時間を探ることが大切とされています。
睡眠休養感という考え方
「睡眠休養感」とは、眠ったことで疲れがとれたと感じられるかどうかです。睡眠時間が足りていても、休養感が低い状態が続くことがあります。睡眠ガイドでは、睡眠不足、日中のストレス、就寝直前の食事、朝食抜き、運動不足などを避けて、睡眠休養感を高める工夫をすることが勧められています。
眠りの不調が続くときは
睡眠ガイドでは、睡眠の不調や休養感の低下がある場合、生活習慣の改善が重要である一方、病気が潜んでいる可能性にも留意するよう示されています。長く続く不眠、日中の強い眠気、いびきや呼吸の停止を指摘されるなどの場合は、セルフケアだけで済ませず、医療機関に相談してください。
睡眠の質を左右する生活習慣と、スキンケアの役割
睡眠ガイドで示されている主なポイント
- 朝は太陽の光を浴び、朝食をしっかりとる
- 日中に体を動かし、夜ふかしを習慣化しない
- 寝室は暑すぎず寒すぎない温度にし、できるだけ静かで暗い環境にする
- 寝室にスマートフォンやタブレットを持ち込まない
- 就寝の1〜2時間前に入浴する(高温浴は避ける)
- 就寝直前の食事や、眠るための飲酒を控える
- 就寝前にリラックスし、無理に寝ようとせず、眠気が来てから寝床に入る
スキンケア・ボディケアができること
スキンケアやボディケアは、上のポイントのうち「就寝前にリラックスする時間をつくる」部分を支える習慣になり得ます。香りやテクスチャーを楽しみながら、ゆっくり肌に触れる時間は、仕事モードから休息モードへの切り替えの合図になります。
ただし、ケア用品に睡眠の質を直接高める働きがあるわけではありません。「何を塗るか」よりも、「どんな時間の使い方をするか」が大切です。
ナイトルーティンの組み立て方(就寝2時間前〜就寝前)
就寝1〜2時間前:入浴
ぬるめのお湯(目安として38〜40℃程度)にゆっくり浸かり、体を温めます。熱すぎるお湯は目が冴えやすくなるため避けましょう。入浴後は体温が下がっていく過程で眠気が訪れやすくなるとされています。
入浴後すぐ:保湿ケア
入浴後は肌の水分が蒸発しやすい状態です。浴室を出たら、できるだけ早めに保湿ケアを始めましょう。
顔のスキンケアの基本ステップ
- 化粧水で水分を与える
- 美容液やオイルで保湿成分を補う
- クリームなどで油分のフタをする
ボディケアの基本ステップ
- 水分を押さえるように拭き取る
- ボディミルク・ボディオイル・バームを、手のひらで温めてからなじませる
就寝30分〜1時間前:デバイスを置く時間
画面を見る時間を減らし、照明も落として、リラックスできる環境をつくります。ここで行う「触れるケア」は、スマホから離れるきっかけにもなります。
就寝前:眠気が来てから寝床へ
無理に寝ようとせず、眠気が来てから布団に入ることが推奨されています。ケアを終えたら、照明を落とし、ゆっくり呼吸を整えながら過ごしましょう。
デスクワークの肩・首こりに、ボディオイル・バームでできるセルフケア
肩・首がこりやすい理由
長時間のデスクワークでは、同じ姿勢が続き、肩や首まわりの筋肉が緊張しやすくなります。画面を見続けることによる目の疲れも、首・肩のこりにつながることがあります。
ボディオイル・バームを使うメリット
- 摩擦を減らせる:オイルやバームがあると、手がなめらかに動き、肌への摩擦刺激を抑えられる
- 手で温めながら使える:手のひらでぬくもりを与えてから肌に触れることで、心地よさが増す
- 香りで気持ちの切り替えがしやすい:使い心地のよい香りは、仕事モードからの切り替えを助けることがある
肩・首のセルフマッサージ(1〜2分)
- オイルまたはバームを手のひらに取り、両手でこすって温める
- 首の後ろ(うなじ)から肩にかけて、手のひら全体でやさしくなでる
- 肩の上(僧帽筋のあたり)を、指の腹でゆっくり押しながら円を描く
- 痛みを感じない強さで、深呼吸しながら行う
- 反対側も同様に行う
ポイント
- 強く押しすぎない(痛気持ちいい程度までにとどめる)
- 体調が悪いとき、皮膚に炎症や傷があるときは行わない
- マッサージ後は、肩を回すなど軽いストレッチをあわせるとよい
こんなときは医療機関へ
- 腕や手のしびれ、強い痛みがある
- 肩・首のこりに加えて、頭痛・めまいなどが続く
- セルフケアを続けても改善しない
肩・首のこりの背景に別の原因がある場合もあります。気になる症状は、整形外科などで相談しましょう。
香り・成分の選び方と、避けたい成分リスト
選び方のポイント
香り ラベンダー、カモミール、ベルガモットなど、心地よいと感じられる香りが選ばれやすい傾向があります。ただし、好みには個人差があるため、「落ち着く」と感じる香りが一番です。
保湿成分 グリセリン、スクワラン、ホホバオイル、シアバターなど、保湿力の高いオイルやバターが配合されているものは、乾燥しやすい冬場や、入浴後のケアに向いています。
避けたい成分・注意したい成分
1. 合成香料・合成着色料
- 成分が不透明で、敏感な肌には刺激になることがある
2. 高濃度の精油
- 精油は濃縮された成分のため、肌に合わない場合がある
- 柑橘系精油の一部は、日中の紫外線で光毒性が指摘されるため、夜のケア用でも、翌日の外出前の使用は注意が必要
- 妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師や専門家に確認する
3. 高濃度のアルコール(エタノール)
- 乾燥や刺激の原因になることがある
4. 清涼感を強く出す成分(メントールなど)
- 就寝前のリラックスしたい時間には、刺激が強く感じられることがある
ナイトルーティンを整えるメリット
1. 気持ちの切り替えがしやすくなる
毎晩同じ順番でケアをすることで、「この時間は休息モード」という合図になり、気持ちを切り替えやすくなります。
2. 乾燥対策になる
入浴後の保湿を習慣にすることで、夜間の乾燥による肌のつっぱり感やかゆみを防ぎやすくなります。
3. 自分の体の状態に気づきやすくなる
毎日ケアすることで、肩のこり、肌の調子、体のむくみなど、小さな変化に気づきやすくなります。
よくある質問と誤解
Q1:ナイトケア用品を使えば、ぐっすり眠れる?
A:誤解です。 化粧品やボディケア用品には、睡眠を改善・治療する効果はありません。眠りやすい環境や習慣づくりを支えるアイテムとして、無理なく取り入れることが大切です。
Q2:香りが強いほど、リラックスできる?
A:必ずしもそうではありません。 香りが強すぎると、かえって刺激になることがあります。ほのかに感じる程度のものから試すのがおすすめです。
Q3:入浴は熱いお湯で短時間の方が効率的?
A:睡眠ガイドでは、高温浴は避け、就寝の1〜2時間前に入浴することが勧められています。ぬるめのお湯でゆっくり温まる方が、入眠の準備には適しているとされています。
Q4:寝る直前までスマホを見ていても、ケアをすれば大丈夫?
A:おすすめできません。 睡眠ガイドでは、寝室にスマートフォンなどを持ち込まないことが推奨されています。ケアの時間は、画面から離れる時間としても活用しましょう。
Q5:毎晩マッサージした方が効果的?
A:強い刺激で毎日行う必要はありません。 心地よいと感じる強さで、短時間から始めましょう。痛みを感じる場合は中止してください。
自分に合ったナイトルーティンの選び方
忙しくて時間がない方
入浴後に、ボディオイルまたはバームを手のひらで温めて、肩・首まわりをなでるだけの1分ケアから始めましょう。
乾燥が気になる方
化粧水→オイル→クリームの順で重ね、ボディにも保湿をプラスします。
香りが苦手な方
無香料のオイル・バームを選び、必要であれば香りは別の方法(ハーブティーなど)で楽しみましょう。
敏感肌の方
成分がシンプルで、合成香料・着色料を使っていない製品を選びましょう。
パッチテストを行う
新しい製品を使う前に、必ずパッチテストを行いましょう。
方法
- 腕の内側に少量を塗る
- 24〜48時間様子を見る
- 赤み、かゆみ、腫れなどがなければ使用
まとめ
睡眠の質を上げるためには、入浴・環境・デバイスとの距離など、生活習慣全体の見直しが大切です。スキンケアやボディケアは、その中で「休息モードへの切り替え」を助ける習慣として活用できます。
今日からできる最初の一歩
まずは今夜、次の3つだけ試してみましょう。
- 就寝の1〜2時間前に、ぬるめのお湯で入浴する
- 入浴後、ボディオイルやバームを手で温めて、肩・首まわりをやさしくなでる
- 寝る30分前には、スマホを置く
TwoTreesでは、、植物由来のオイルやバターをベースにしたボディケアを取り扱っています。ほのかな香りで、一日の終わりを整える時間にどうぞ。
参考情報(記事内で言及した出典):
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」